富士登山メモ (富士宮口から)
持ち物・服装・注意点など
機会あって、3回富士登山することとなりましたが、何度行ってもすごく大変です。しっかり準備してから出かけましょう。
登山パターンとしては、
- 朝出発して、昼に登頂し、夕方に下山する方法。
ただし、日の出を見ることはできない。
日中に登るので、比較的暖かい。一気に登り、降りるので大変。
- 前日20時頃5合目を出発して、一気に登頂し、早朝の日の出を拝む方法。
寝ずに、真っ暗な中を登り非常に体力を消耗する。
早朝の山頂は風が強く、下界の真冬以上の寒さと覚悟すべし。
若者が多くとる方法。いくら体力があっても、かなりきつい。
- 日中に8合目あたりまで上り、翌日早朝から山頂を目指し、日の出を拝む方法。
一泊することで、少しは高地に体が慣れ、日の出を拝むなら、上の方法よりはまし。
ただ、山小屋は想像以上に狭く、寒く、眠れず。
結局、体調を崩して、登れない人も多い。
以上、いずれの、方法をとっても楽に登れる方法はありません。全体的な注意点として
- ほとんどの人が、頭痛、吐き気といった高山病にかかります。出発前はよく寝て、体調を整えておきましょう。もともと膝が悪い人、頭痛持ちの人は、相当の覚悟で臨まないと厳しいと思います。
- こまめな水分補給をしながら登ること。登山前や、途中で、消化の悪いものや、脂っこいもの(カレーやカツ丼など)を食べると余計に気持ち悪くなります。おにぎり程度が理想でしょう。
- 山頂はとにかく寒いので夏だからといって甘く見ないように。スキーに行くくらいのつもりで、足先から頭まで完全装備が必要(足も寒い)。
- 出発点で木の杖を売っています。買っていくと上るときも下りるときも助かります(スキーのストックを持っていく人もいる)
- 高齢者も多く登りますが、油断して登る若者の方が意外に体調をくずすことが多いようです。
- 天気がよいと、山頂がみえますので、知らない人は、最初からがんばりすぎてしまいがちですので、注意しましょう。ペースを守って、ゆっくり。フルマラソンを完走するくらいの十分な覚悟で臨んで下さい。
具体的な持ち物です
- 靴(基本は靴から。足首まで覆う、しっかりしたものを。靴があわなかったり、靴がこわれたら悲惨です。雨に備えて、防水スプレーもしっかりと。)
- ジーンズ(転んだ時を考えると、ジーンズをはいていくのが良いでしょう)
- 帽子 (日差しが強いので必要です。)
- 日焼け止め (紫外線が強いので、気になる方は・・・。)
- サングラス(なくても困らないがあればよりよいい)
- 軍手(岩につかまったり、ロープにつかまったりと、是非必要です。)
- かっぱ(防寒、防水、透湿を兼ね備えたしっかりしたものがベスト。事前に防水スプレーを。傘は風で飛ばされるので、他人に怪我をさせるかも。危険です。)
- サマーセーター(寒暖の差が激しいので軽くて脱ぎ着ができるもの)
- 長袖シャツ(5合目は半袖でも、すぐに長袖が必要となります。)
- 着替え一式(いつどこで雨にあうかわかりません)
- タオル2枚(首が寒かったり汗をかいたりととにかくよく使うと思います)
- ナップザック(できるだけ荷物は軽く、雨に供えてビニール袋に小分け。事前に防水スプレーを)
- 時計
- 使い捨てカイロ(夏なのにとにかくすごく寒いです。特に、日の出を見るように早朝登る場合は、是非そろえてください。)
- 防寒用保温シート
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(外でじっとして寝たり、待つとき寒さで凍えるのでくるまる。日の出を拝むように早朝に登る時は特に寒いので必要です。下界は暑いとバカにしていると痛い目にあいますよ。)
- 耳あて(夜登る場合は明け方信じられないくらい冷えるので耳が痛い。小学生の頃を思い出します。)
- ガイドブック、地図
- 懐中電灯
(できれば頭に着けるヘッドライトが両手があいて歩きやすい)
- 虫よけスプレー(上に行けば、あまり虫は出ません。)
- ウエットティッシュ(富士山に水道はないので顔や手を拭くに都合がよい)
- ティッシュペーパー(トイレに紙はおいてない)
- 絆創膏(靴擦れなどに)
- テーピングテープ (リンク先は楽天)
(個人差はありますが、普段歩きなれていない人は、膝や足首が痛くなると思います。特に帰りはつらいです。歩きなれている人でも、極端な上りと下りなので、油断はできません。途中でギブアップしたくても自分の足で帰るしかありません。テーピングなどを準備しておくのも一つの手です。)
- 非常食(チョコやガム、あめ玉)
- 水筒(できるだけ軽く、ペットボトルで代用してもよい500から750ml)
- ビニール袋(ゴミは持ち帰るのが当たり前)
- カメラ(雨で濡れる可能性があるので持って行くならビニール袋も準備)
- 携帯電話(頂上はつながりました)
- ノート、ボールペン
- 携帯酸素安価ですがやや大きい値段は少し高めですが小型(リンク先は楽天)
(高山病になったときの気休めに・・・。年齢を問わず、普段の健康状態にかかわらずなります。自分もなると思っておいた方が良いですよ。)
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